幻の名作絵本『おばあさんのいないまに』—1975年初版の魅力
幻の名作絵本『おばあさんのいないまに』—1975年初版の魅力
1975年5月初版発行の貴重な一冊
『おばあさんのいないまに』は、1975年5月に福音館書店から発行された絵本です。なかのひろたか氏が作・絵を担当し、ユーモラスなストーリーと温かみのあるイラストが特徴です。
物語のあらすじ
おばあさんに留守番を頼まれた白いネコが、大きなホットケーキを焼いていると、香りにつられてカラスたちが煙突から次々と入ってきます。ネコとカラスが大騒ぎしながらホットケーキを楽しんだ後、煙突を抜けて外に出ると、白いネコは真っ黒な“カラスネコ”になってしまいます。しかし、カラスたちと「宙返りとび」をして遊んでいるうちに雨が降り始め……。
絵本の魅力
この作品は、ネコとカラスのユーモラスなやりとりが魅力的で、子どもたちの想像力をかき立てます。シンプルながらも奥深いストーリー展開と、なかのひろたか氏の温かみのあるイラストが、長年にわたり愛され続ける理由です。
現在の入手状況
残念ながら、この絵本は現在品切れとなっており、古書店やオークションサイトでしか入手できない貴重な一冊となっています。状態によっては「ヤケ」や「シミ」が見られることもありますが、それもまた歴史を感じさせる魅力の一つです。
まとめ
『おばあさんのいないまに』は、ユーモアと温かさに満ちた名作絵本です。もし見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。