卑弥呼の発見がもたらす古代史の新地平

2012年に文芸社から刊行された田次伸也著『「卑弥呼」発見 古代史の再構築と「魏志倭人伝」再読本』は、古代日本史の最大の謎ともいえる卑弥呼の実像に迫る注目すべき著作です。

卑弥呼とは何者か？

卑弥呼は古代日本（倭国）における女王として、『魏志倭人伝』に唯一その名を記される存在。しかし、その実態や居所、政治の実情については多くの謎が残されています。本書はこの謎を歴史的資料だけでなく考古学的知見も交えながら再検証しています。

『魏志倭人伝』を新たな視点で読み解く

「魏志倭人伝」は三国時代の中国側から見た倭国の記録ですが、その記述は時に断片的で解釈が分かれます。田次伸也氏は、これまでの定説にとらわれず、テキストの細部に目を凝らすことで新たな読み解きを試みています。

なぜいま再構築なのか？

歴史研究は常に新資料や新解釈によって更新されます。本書は、これまでの研究の積み重ねと著者独自の視点を融合し、現代における古代倭国理解の刷新を図っています。読者はその過程で古代史に対する興味を刺激されることでしょう。

223ページに及ぶ内容は、単なる歴史の再述ではなく、新たな発見とロジックをもって古代史への挑戦を試みたもの。卑弥呼や古代日本のルーツに関心のある方にとって必読の一冊です。

発行年月：2012年1月
出版社：文芸社
サイズ：223ページ／19cm

古代史の神秘に触れ、卑弥呼という伝説の女王像を新たに見つめなおしてみませんか？

（１）卑弥呼の謎を解く

आस ISBN:9784286110714 著者:田次伸也 発売年月:2012年01月 サイズ:223P19cm 人文≫日本史[日本古代史]ヒミコハツケンコダイシノサイコウチクトギシワジンデンサイドク 登録日:2013/04/05